#79 筋の良いビジネスモデルの見極め方。事例からマーケティングとビジネスモデルを解説
こんにちは。Aqxis の代表をやっている多田翼です。
このニュースレターは 「読むとマーケティングがおもしろくなるレター」 というコンセプトで、週に1回のペースで配信をしています。
✓ 購読メリット
-
マーケティングのことが学べる
-
人気商品のヒット理由がわかる
-
仕事でマーケティングや商品アイデアのヒントになる
登録は無料です。メールアドレスだけなので、よかったらぜひ登録してみてください。
今回のレターのテーマは、ビジネスモデルです。おもしろいと思ったビジネスモデルの事例を2つ取り上げ、具体的な注目ポイントをご紹介します。
共通点から学べることとして 「良いビジネスモデルを見極める方法」 を解説し、「完成されたビジネスモデルに固執しない大切さ」 を見ていきます。
✓ 今回のレターからわかる内容
[事例 1] 百貨店の売らないお店 「明日見世」
-
明日見世の特徴とメリット
-
百貨店のビジネスモデルの進化
-
学べること (ビジネスモデルの要素分解)
[事例 2] レアジョブが日本人講師による英会話レッスンを開始
-
英会話レッスンのマーケティング
-
ビジネスモデルに学べること
マーケティングのトピック
-
マーケティング発想も入った、科学的に成果をコントロールする営業術
-
「カップヌードルの上にわざわざそんなの置く!?」 な件
-
生ゴミをマイナス11度で凍らせ、匂いを出さないゴミ箱
-
ここ最近の働き方 (雑談コーナー)
-
次回レターの予告
では早速、本編の1つ目の事例を見ていきましょう。
百貨店の売らないお店
ご紹介したいのは、百貨店の売らないお店 「明日見世」 です (公式サイトはこちら) 。

出典: FRACTA
明日見世は、こちらの記事で紹介されていて興味深く読みました。
以下は、記事のリード文からの引用です。
コロナ禍によるデジタルシフトの加速で、リアル店舗の存在意義が改めて問われている。
そんな中、大丸松坂屋百貨店は、大手百貨店としては初めて、商品を紹介するだけという 「売らない売場」 = 「ショールーミングスペース」 という新しいビジネスを始めた。百貨店の集客力、信用、接客のスキルやノウハウを生かし、出展者へのスペースリーシングによって、安定的な収入源を増やす狙いがある。
明日見世の特徴とメリット
明日見世にいるのは、販売員ではなく 「アンバサダー」 と呼ばれる専属のスタッフです。商品について売る姿勢を出さずに、お客さんに商品を理解してもらうことに専念する常駐スタッフです。
来店客にとっては無理に買わされることがなく、安心して気軽に商品を見たり説明を聞くことができます。
明日見世の店内にはコミュニケーションスペースが用意され、体験会やイベントを開催しています。参加したお客さん同士でつながりコミュニティが生まれているとのことです。
他にも特徴は、スタッフ (アンバサダー) が来店客とコミュニケーションを取る中で顧客ニーズを聞き、お客からの生の声として出展メーカーにもフィードバックしています。
また、店内には顔認証システムが導入されていて、お客さんの店内行動分析からレイアウトや売場運営の改善をし、顧客満足度の向上につなげています。
明日見世には以上のような特徴があり、来店客やメーカーにメリットを提供しています。
ビジネスモデルの進化
では、売らないことをコンセプトにした明日見世の意味合いを掘り下げてみましょう。
この記事は無料で続きを読めます
- 学べること
- 日本人講師の英会話レッスン
- マーケティングとビジネスモデルの意味合い
- ビジネスモデルに学べること
- 今週のおすすめ本
- カップヌードルとチョコアイス
- 気になる商品
- 雑談コーナー
- 次回レターの予告
- レター作成者
すでに登録された方はこちらからログイン
こんな内容をニュースレターでお届けします。
・マーケティングのことが学べる
・人気商品のヒット理由がわかる
・仕事でマーケティングや商品アイデアのヒントになる