#97 これぞ戦略!目の前の売上を捨てる 「供給量絞り」 に学ぶ戦略とマーケティング

商品やサービスの供給量をあえて限定し、お客さんに他にはない価値を提供している2つの事例から、戦略的に価値をつくる方法を解説します。
多田 翼 2022.09.29
読者限定


こんにちは。Aqxis の代表をやっている多田翼です。

このニュースレターは 「読むとマーケティングがおもしろくなるレター」 というコンセプトで、週に1回のペースで配信をしています。


✓ 登録メリット

  • マーケティングのことが学べる

  • 人気商品のヒット理由がわかる

  • 仕事でマーケティングや商品アイデアのヒントになる


登録は無料です。メールアドレスだけなので、よかったらぜひ登録してみてください。

***


今回のレター本編のテーマは戦略です。

意図的に供給量を絞ることで、特別な価値をつくっている事例を取り上げます。歌手の山下達郎さん、コストコに共通する戦略からマーケティングに学べることを見ていきましょう。

付録コーナーのマーケティングトピックも色々と取り上げているので、よかったらぜひ最後まで読んでみてください。


✓ 今回のレターからわかる内容


[事例 1] 山下達郎さんの戦略

  • 戦わない戦略の 「限定量ニッチ」 とは?

  • 山下達郎の限定量ニッチ戦略

  • 長く生き残り続ける方法


[事例 2] コストコの会員誌 「コストココネクション」 

  • 損して得取れな 「供給量絞り」 

  • 限定した特別感からの価値創出


マーケティングのトピック

  • イシューからはじめよ (おすすめの本) 

  • 斜めの仕切りを入れた便利なペンケース

  • 電気を流して塩味を出す食器

  • Amazon が 「ショッパーマーケティング」 のデータ提供を開始

  • 一石二鳥な PC スタンド

  • 次回レターの予告

では早速、本編の1つ目の事例から見ていきましょう。

戦わない戦略

戦略について書かれた、こちらの記事を読みました。


戦わない戦略として 「限定量ニッチ」 を3つの事例で解説する記事です。3つとは、ゴアテックス、山下達郎さん、アメックスです。

3つの事例に共通するのが 「限定量ニッチ」 と呼ばれる戦略でした。

■ 限定量ニッチ

限定量ニッチとは、あえて商品やサービスの提供量を制限し、大手にはできない価値を生み出していくアプローチです。

記事から詳しく見てみましょう。

限定量ニッチとは、生産量・供給量を意図的に絞ることでプレミアム感を出し、利益を確保する戦略である。リーダー企業がやりにくいのは、仮に供給量を限定しても一定の固定費がかかるので、収益的には貢献しない可能性があるためだ。

ボリューム・ニッチと限定量ニッチの違いは、前者は市場規模自体が小さいケースを言うのに対して、後者は事業的には量産が可能であるにもかかわらず、あえて供給量をコントロールして市場規模を小さくとどめ、利益を獲得しようとするものである。

古くは老舗の菓子、日本酒などの分野でこの戦略がとられてきたが、最近は、嗜好性の強いフィギュア、コイン、万年筆、リトグラフなどでよくとられる方法である。しかし、量産のきく分野でも、ウィスキーのように、あえて数量を限定することによって希少ニーズを喚起できる。

記事では限定量ニッチの具体例で3つが紹介されていましたが、特に2つ目の歌手の山下達郎さんの話がマーケティング観点からもおもしろかったです。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、6351文字あります。
  • 限定量ニッチとマーケティング
  • 長く生き残るために
  • コストコの会員誌
  • コストココネクションの役割
  • 学べること
  • おすすめの本
  • 斜めの仕切りを入れた便利なペンケース
  • 電気を流して塩味を出す食器
  • Amazon が 「ショッパーマーケティング」 のデータ提供を開始
  • 一石二鳥な PC スタンド
  • 次回レターの予告
  • レター作成者

すでに登録された方はこちらからログイン

こんな内容をニュースレターでお届けします。

購読メリット
・マーケティングのことが学べる
・人気商品のヒット理由がわかる
・仕事でマーケティングや商品アイデアのヒントになる
#106 意識高いマーケターが陥る罠。油断大敵を防ぐ方法を事例とともに解説
読者限定
#105 バリュープロポジションとは?成功事例で解説
読者限定
#104 マーケ師匠の教え。1960年から今でも陥るマーケティングの罠とは?
読者限定
#103 お客さんの 「欲しい」 を生む方法。使い方の中で魅力を提案しよう
読者限定
#102 ホテルの事例からブランドを解説。足し算で表現できるシンプルな本質
読者限定
#101 プロ野球の真剣勝負にマーケあり。「最後の4割打者の教え」 に学ぶマーケティング
読者限定
#100 渾身の 「マーケティングの本質とは」 編 [100回記念レター]
読者限定
#99 戦略的なターゲット事例を解説。ヒット商品には戦略あり
読者限定