#97 これぞ戦略!目の前の売上を捨てる 「供給量絞り」 に学ぶ戦略とマーケティング
こんにちは。Aqxis の代表をやっている多田翼です。
このニュースレターは 「読むとマーケティングがおもしろくなるレター」 というコンセプトで、週に1回のペースで配信をしています。
✓ 登録メリット
-
マーケティングのことが学べる
-
人気商品のヒット理由がわかる
-
仕事でマーケティングや商品アイデアのヒントになる
登録は無料です。メールアドレスだけなので、よかったらぜひ登録してみてください。
今回のレター本編のテーマは戦略です。
意図的に供給量を絞ることで、特別な価値をつくっている事例を取り上げます。歌手の山下達郎さん、コストコに共通する戦略からマーケティングに学べることを見ていきましょう。
付録コーナーのマーケティングトピックも色々と取り上げているので、よかったらぜひ最後まで読んでみてください。
✓ 今回のレターからわかる内容
[事例 1] 山下達郎さんの戦略
-
戦わない戦略の 「限定量ニッチ」 とは?
-
山下達郎の限定量ニッチ戦略
-
長く生き残り続ける方法
[事例 2] コストコの会員誌 「コストココネクション」
-
損して得取れな 「供給量絞り」
-
限定した特別感からの価値創出
マーケティングのトピック
-
イシューからはじめよ (おすすめの本)
-
斜めの仕切りを入れた便利なペンケース
-
電気を流して塩味を出す食器
-
Amazon が 「ショッパーマーケティング」 のデータ提供を開始
-
一石二鳥な PC スタンド
-
次回レターの予告
では早速、本編の1つ目の事例から見ていきましょう。
戦わない戦略
戦略について書かれた、こちらの記事を読みました。
戦わない戦略として 「限定量ニッチ」 を3つの事例で解説する記事です。3つとは、ゴアテックス、山下達郎さん、アメックスです。
3つの事例に共通するのが 「限定量ニッチ」 と呼ばれる戦略でした。
■ 限定量ニッチ
限定量ニッチとは、あえて商品やサービスの提供量を制限し、大手にはできない価値を生み出していくアプローチです。
記事から詳しく見てみましょう。
限定量ニッチとは、生産量・供給量を意図的に絞ることでプレミアム感を出し、利益を確保する戦略である。リーダー企業がやりにくいのは、仮に供給量を限定しても一定の固定費がかかるので、収益的には貢献しない可能性があるためだ。
ボリューム・ニッチと限定量ニッチの違いは、前者は市場規模自体が小さいケースを言うのに対して、後者は事業的には量産が可能であるにもかかわらず、あえて供給量をコントロールして市場規模を小さくとどめ、利益を獲得しようとするものである。
古くは老舗の菓子、日本酒などの分野でこの戦略がとられてきたが、最近は、嗜好性の強いフィギュア、コイン、万年筆、リトグラフなどでよくとられる方法である。しかし、量産のきく分野でも、ウィスキーのように、あえて数量を限定することによって希少ニーズを喚起できる。
記事では限定量ニッチの具体例で3つが紹介されていましたが、特に2つ目の歌手の山下達郎さんの話がマーケティング観点からもおもしろかったです。
この記事は無料で続きを読めます
- 限定量ニッチとマーケティング
- 長く生き残るために
- コストコの会員誌
- コストココネクションの役割
- 学べること
- おすすめの本
- 斜めの仕切りを入れた便利なペンケース
- 電気を流して塩味を出す食器
- Amazon が 「ショッパーマーケティング」 のデータ提供を開始
- 一石二鳥な PC スタンド
- 次回レターの予告
- レター作成者
すでに登録された方はこちらからログイン
こんな内容をニュースレターでお届けします。
・マーケティングのことが学べる
・人気商品のヒット理由がわかる
・仕事でマーケティングや商品アイデアのヒントになる