#74 ヒット商品を生むネタ集め方法。一流マーケターがやるエピソード収集とは?

人気のメモ文具と、人気テレビ番組のヒットの奥にはある共通点がありました。ヒット商品を生む人はネタをどうやって探しているのかをご紹介し、マーケティングに学べることを解説します。
多田 翼 2022.04.21
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今回のレターは、ヒット商品やアイデアを生むためにどうすればいいかです。人気の文具やテレビ番組に学ぶ、ヒットする商品を生むネタ集めの方法を解説していきます。


✓ 今回のレターからわかる内容


[事例 1] ウェアラブルメモ文具の wemo (ウェモ) 

  • wemo のヒット理由

  • 2つのターゲット設定


[事例 2] 人気テレビ番組プロデューサーの番組ネタ集め

  • インタビュー調査の方法

  •  「個客から顧客へ」 という抽象化


付録

  • 事例で学ぶ BtoB マーケティングの戦略と実践

  • 目的や問題設定の方法 (質問回答コーナー) 

  • スピーカーの未来を感じさせる技術

  • 人型重機ロボットがすごかった件

  • 次回レターの予告


では早速、本編の1つ目の事例を見ていきましょう。

ウェアラブルのメモ文具

今回ご紹介したいのはコスモテック社の wemo (ウェモ) です。

ウェアラブルのメモ文具でタイプは複数ありますが、例えば手首に巻きつけるバンド型です。

出典:&nbsp;<a href="https://amzn.to/3jWElbW">Amazon</a>
出典: Amazon



wemo のコンセプトは 「いつでも / どこでも、書ける / 思い出せる」 です。

特徴は、油性ボールペンで書いたメモを消しゴムや指で消すことができ、何度でも使用できることです。水に濡れても消えることがなく、装着したまま手洗いや水中での作業も可能です。

以下は、日経新聞の記事からの引用です。

手首に巻き付けたり、ものに貼り付けたりして使うメモ文具 「wemo (ウェモ) 」 が人気だ。書いた文字を消して繰り返し利用できる特徴から、医療現場などを中心に支持を集めている。

2017年の発売以来、毎年2割程度の売り上げを増やし続け、9月末時点でシリーズ累計で70万個を販売するヒット商品となっている。


利用者の声

公式サイトを見ると、バンドタイプの wemo は病院で看護師などが手にペンでメモする代わりに使っていたり、他には工場や建設現場などでも採用されているようです。

ユーザーからの評価の声には次のようなものがあります。

手洗いをたくさんする職業なので、文字が消えないってすごく助かります (看護師) 

取り出す手間がないし、両手が空くから作業がしやすいです (図書館司書) 

メモを手の甲に書いていましたが、見た目が悪くて … 。wemo はおしゃれでスマート! (栄養管理士) 

メモ帳を1日何十回と出し入れする煩わしさを解消してくれました (介護士) 

様々な現場へメモを持ち歩かなくて良くなりました (警察官) 

腕にあるから自然と目が行き、書いたことを忘れずにいられます! (ADHD 患者) 
引用: wemo

ヒット理由の掘り下げ

では、マーケティングの視点で wemo のヒット理由を見ていきましょう。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、6429文字あります。
  • 学べること
  • 人気テレビ番組プロデューサーの番組ネタ集め
  • 超具体のエピソード集め
  • インタビュー調査の有効活用の方法
  • 超具体エピソードの先
  • 今週のおすすめ本
  • 質問回答コーナー
  • 今週の気になる商品
  • すごい人型重機ロボット 
  • 次回レターの予告
  • レター作成者

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