#62 狙うお客をミスらない方法。失敗事例から学ぶ商品開発とマーケティング
こんにちは。Aqxis の代表をやっている多田翼です。
このニュースレターは 「読むとマーケティングがおもしろくなるレター」 というコンセプトで、週に1回のペースで配信をしています。
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今回のレターのテーマは、商品開発です。ユニクロとニュースアプリを事例に、「失敗から学ぶ商品開発とマーケティング」 です。
成功事例ではなくあえて失敗事例に目を向け、教訓を得ようという試みです。このレターを読んでいただくことで、マーケティングでのターゲット設定の方法、商品開発へのヒントになったりと、「マーケティングっておもしろい」 と思ってもらえればうれしいです。
✓ 今回のレターからわかる内容
[事例 1] ユニクロ
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ユニクロがスウェーデン冬季五輪公式ウェアに採用
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新ブランド 「ユニクロプラス」
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トップアスリートとの共同開発のメリットとデメリット
[事例 2] ニュースアプリ Vingow
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Vingow の開発ストーリー
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失敗に終わったのはなぜ?
学び
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誰のために商品を開発するか
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トガッた人をペルソナ (想定顧客のモデル) にする功罪
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失敗事例に学べること
付録
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今週のおすすめの一冊 (調査マンが書いた調査の本)
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質問回答コーナー (ニューロマーケティングについての見解)
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1週間のマーケティング記事まとめと解説
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雑談コーナー (身体の 「風が吹けば桶屋が儲かる」 な小話)
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次回レターの予告 (サブスクの成功法則)
では、ユニクロのニュースと新ブランドについて見ていきましょう。
ユニクロの五輪公式ウェア
ユニクロが、来月の2022年2月の冬季五輪でのスウェーデン選手団に、公式ウェアを提供すると発表しました (プレスリリースはこちら) 。
出典: ファーストリテイリング
ウェアの公式採用だけではなく、スウェーデンのトップアスリート21人から構成されるブランドアンバサダー 「ユニクロ チーム スウェーデン」 を結成しました。
世界の舞台で挑戦を続けるアスリートとともに、ユニクロが追求する 「クオリティ」 「イノベーション」 「サステナビリティ」 への取り組みを伝えていくとのことです。
こちらがプロモーション動画です。
新ブランドへの横展開
ユニクロにとってこの取り組みは横展開ができます。オリンピック用だけではなく一般消費者向けの商品開発に活かせます。
五輪公式ウェアの発表より前のことですが、ユニクロは2021年6月に 「ユニクロプラス」 という新ブランドを立ち上げました。
出典: ユニクロ
トップアスリートとの共同開発
ユニクロプラスの特徴は、スウェーデンのトップアスリートの選手と共同開発した新しいブランドです。
興味深いと思ったのは、ユニクロはアスリートからの細かい要望や声を反映したとのことです。
以下は日経新聞からの引用です。
ユニクロプラスの商品群は、細部にまでアスリートの意見を多く反映させている。運動時に体の発汗場所や量を検証し、脇や腰回りといった汗をかきやすい部分の通気性を効果的に高めるなどの研究を重ねた。
ユニクロの商品開発の本拠地、有明本部 (東京・江東) に新設した 「服の基礎研究所」が主導的な役割を果たした。
トップアスリートとの共同開発から、トップアスリートにも愛用してもらえる高い機能性と、環境への配慮の両立を実現しています。
ではここからは、ユニクロプラスから商品・サービス開発に学べることを見ていきましょう。
この記事は無料で続きを読めます
- 上級者を開発パートナーにするメリット
- デメリットは?
- ニュースアプリ Vingow の失敗
- 失敗からの教訓
- トガッた人をペルソナにする功罪
- 学べること
- 今週のおすすめ本
- 質問回答コーナー
- 1週間のマーケティング記事まとめと解説
- 雑談コーナー
- 次回レターの予告
- レター作成者
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