#77 「ボトル返却マーケティング」 を解説。奥にある秀逸なマーケティングとは?
こんにちは。Aqxis の代表をやっている多田翼です。
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今回は、「ボトル返却からのマーケティング」 です。おもしろいと思ったサービスの事例を3つ取り上げ、共通点に見るマーケティングを解説できればと思っています。
利用者にボトルを返却してもらうことによって、そこでしか体験できない価値を提供するユニークなサービスから学べることを見ていきましょう。
ぜひ最後まで楽しんで読んでください!
✓ レターからわかる内容
[事例 1] スタバのカップ循環型サービス
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カップ循環型サービスの2つの狙い
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マーケティングに学べること
[事例 2] 日本茶カフェ mirume の 「緑茶専用の朝ボトル」
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お店の売上を1.8倍にした成功要因
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朝ボトルの成功の好循環
[事例 3] 日本酒サブスク 「カヨイ」
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江戸時代の販売方法を現代風にアレンジ
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マイボトルでのユーザー体験からのファン育成
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マーケティングに学べること
マーケティングのトピック
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ダイバーシティ経営の神髄 (雑誌への寄稿記事)
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ニコニコ動画でのバーチャル体験
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では早速、1つ目の事例から見ていきましょう。
スタバの循環型サービス

出典: スターバックス
1つ目の事例でご紹介したいのは、スタバが始めた取り組みです。
スターバックス コーヒー ジャパンが、「借りて・返して・再利用」 ができるカップを利用した、循環型サービスの実証実験を始めると発表しました (2021年11月17日) 。東京都内・丸の内エリアの10店舗で去年の11月22日からスタートしました。

出典: Impress Watch
今までもマイタンブラーやマイカップの持ち込み利用はスタバでできましたが、カップ循環型サービスではお客さんは手ぶらで来店し、カップを借りられる仕組みです。カップの返却はスタバのお店に3日以内にするとのことです。
使用されるカップは、写真のような蓋付きのステンレス製タンブラーです。

出典: Impress Watch
専用のスタバの LINE アカウントとつながれば、環境貢献度や自分の利用履歴の確認ができます。
環境貢献度では、自分がいくつの使い捨て容器を削減できたかや、全利用者の使い捨て容器削減数が表示されます。

出典: Impress Watch
カップ循環型サービスの狙い
スタバの循環型サービスについて、狙いを掘り下げてみます。
狙いは2つあります。
この記事は無料で続きを読めます
- 学べること
- 緑茶専用の朝ボトル
- 朝ボトルの成功ストーリー
- マイボトルでの日本酒サブスク 「カヨイ」
- 江戸時代の販売方式を現代風にアレンジ
- マイボトルを使う意味合い
- マーケティングに学べること
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