#43 初心者へのマーケティングを解説。ヒカルの碁とシニア女性に学べること

[レター概要] お客さんを増やすには新規顧客の獲得が大切です。新規客は商品・サービスの 「初心者」 です。漫画 「ヒカルの碁」 と 「シニア女性のスマホの悩み」 から、初心者へのマーケティングを解説します。
多田 翼
2021.09.16
読者限定

こんにちは。メールを開いていただきありがとうございます。

今回は、マーケティングの話です。「初心者へのマーケティング」 というテーマで書きました。

今回のレターからわかる内容は、

  • 漫画 「ヒカルの碁」 の秀逸なストーリー展開
  • シニア女性のスマホの悩み
  • 初心者へのマーケティング方法
  • おすすめの本のご紹介 (マーケティングの本) 


ぜひ最後まで読んでみてください!

漫画 「ヒカルの碁」 

まず最初にご紹介したいのは、漫画の ヒカルの碁 です。


あらすじを簡単に書いておくと、主人公は平凡な小学6年生・進藤ヒカルで、ある時に天才囲碁棋士の霊に取り憑かれるところからストーリーは始まります。

天才棋士の名前は藤原佐為 (ふじわらのさい) で、平安時代に非業の死を遂げ、成仏できずにいました。佐為はヒカル以外の人には姿も見えず会話もできず、守護霊のように存在するキャラクターとして描かれます。

主人公のヒカルは囲碁のことは全く知らなかっのですが、佐為にせがまれて囲碁を打ち始めます。最初はヒカルは佐為の指示で囲碁を打ちますが、次第に囲碁の魅力を知り、佐為のサポートがなくても自分自身で打てるようになっていきます。そこからヒカルは囲碁の腕もめきめきと上達します。

ヒカルの碁は日本棋院が全面的にバックアップをしていて、ストーリーの中にも棋院内部や関連施設、日本棋院のイベントが登場します。

初心者でも楽しめるストーリー

ヒカルの碁がおもしろく読めるのは、囲碁を詳しく知らなくても楽しめるからです。

囲碁のルール、勝つポイントや戦い方、局面を見て戦況がどうなっているかわからなくても読み進められるのです。実際に私自身もそうで、初めてヒカルの碁を読んだ時は囲碁のことはルールすら全く知りませんでした。それでも全巻 (単行本の23巻まで) を飽きることなく読めました。

囲碁に詳しくなくてもおもしろく読めるとは、初心者でも楽しめるストーリー設計になっているということです。

***

ではもう1つ、初心者への対応の事例を紹介させてください。シニア女性のスマホへの悩みです。

シニア女性のスマホの悩み


日経新聞におもしろい記事がありました。記事のタイトルは 「 (ときめく!シニア女性マーケ) スマホの疑問から見える心理」 です。

以下は記事の冒頭部分の引用です。

 「ハルメク」 8月号の大特集は 「50代からのスマホ、簡単、便利に使うコツ」 である。

年に一度のこの 「スマホ特集」 は大変人気が高い。それだけ悩んでいる方が多いということだろう。毎年さまざまに工夫を凝らして特集を作っているが、今年のポイントは以下の3つだ。

予想外の 「初心者のつまずき」 

引用箇所の最後にあった今年の3つのポイントのうち、1つ目は 「初心者レベルのつまずきに対し、あらためて詳しく丁寧に解説したこと」 です。

同じ記事からの引用です。

小さな画面をうまくタップできずに入力ミスが多かったり、そのせいでネット通販や SNS のアカウントが作れなかったりするケースも多い。

そこで、スマホ画面はどのくらいの力の入れ加減で触ればいいのか、といったところから解説を始めている。

秀逸な説明方法

具体例でなるほどと思ったのは、スマホでのタップ操作へのつまずきに対する解説内容でした。

シニア女性にとっての悩みは、タップする時にスクリーン画面に触れる力の加減がわからなく、スマホの操作がうまくできないことです。ボタンのようにぎゅっと押すほどの力が入るのか、それとも恐る恐る触れるか触れない程度のものなのかです。

確かに私の祖母も、スクリーン画面にタップするという操作感覚がなかなかつかめず、画面が割れてしまうかと見ているこちらがヒヤヒヤするくらい強く押していました。

シニア女性へのタップ方法の説明でわかりやすいと思ったのが、「ごま粒に触れて、指先に付着させる力加減がスマホのタップ」 という表現です。これ、秀逸だなと。シニアの人にわかりやすいですし、確かにスマホへのタップはこのくらいのイメージです。

引用: <a href="https://www.nikkei.com/article/DGKKZO7471337012082021H93A00/">日経</a>
引用: 日経

***

ではここからは、漫画 「ヒカルの碁」 と 「シニア女性のスマホへの悩み」 から、ビジネスに学べることを見ていきます。

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