#65 マーケでお客さんをハッピーにする方法。素敵な自販機マーケティングの事例2つから解説
こんにちは。Aqxis の代表をやっている多田翼です。
このニュースレターは 「読むとマーケティングがおもしろくなるレター」 というコンセプトで、週に1回のペースで配信をしています。
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今回は、自動販売機のマーケティングを取り上げます。
たかが自販機ですが、されど自販機で、使い方と工夫次第ではこんなおもしろいマーケティングができるという事例を2つご紹介します。
このレターを読んでいただくことで、マーケティングでのターゲット設定の方法、商品開発へのヒントになったりと、「マーケティングっておもしろい」 と思ってもらえればうれしいです。
✓ 今回のレターからわかる内容
[事例 1] コカ・コーラの 「Friendly Twist」 キャンペーン
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マーケティングの内容
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大学新入生の緊張をハッピーに変える施策
[事例 2] 社長のおごり自販機
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飲料がタダで手に入るのはなぜ?
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ある会社でテストして利用者の声
学び
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「価値の二階建て理論」 とは?
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お客さんへの提供価値のつくり方
付録
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おすすめの本 ( 「嵐」 に学ぶマーケティングの本質)
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気になる商品 (たき火が出る加湿器)
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雑談コーナー
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次回レターの予告
では、コカ・コーラの素敵な自販機マーケティングについて見ていきましょう。
コカ・コーラのキャンペーン
おもしろいと思ってご紹介したいのが、コカ・コーラのキャンペーンで、「Friendly Twist (フレンドリー ツイスト) 」 です。
アメリカのある大学の新入生向けに実施されたマーケティングです (2014年) 。
大学構内に無料で飲めるコカ・コーラの自販機が設置されました。新入生はコーラを飲もうとしますが、ボトルにはある仕掛けがされていました。
特殊なフタで、普通に手でひねっても開かないようになっています。
ではどうするかと言うと、別のもう1本のボトルのフタの上部分をくっつけ、2つ重ね合わせてひねるとフタが開くようになっているんです。
新入生同士で協力してフタを開ける (出典: Adweek)
出典: StudyCorgi
新入生の生徒たちはお互いにコーラのフタをくっつけ合い、新しい大学での友達になるきっかけになったのです。これがキャンペーン名の 「Friendly Twist」 の意味です。
単にコーラを提供するのではなく、新生活での期待と不安がある中で、一生の思い出に残るような一日をコカコーラは演出しました。
Friendly Twist の狙い
ではコカ・コーラの Friendly Twist の狙いを、マーケティングの視点で紐解いていきましょう。
この記事は無料で続きを読めます
- コカコーラからの提供価値
- 社長のおごり自販機
- コクヨでのテスト結果
- 学べること
- 今週のおすすめ本
- 今週の気になる商品
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