#15 ドリルとシェイクの奥にあるマーケティングを見てみよう
こんにちは。メールを開いていただきありがとうございます。
今回はマーケティングです。
書いている内容は、
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そもそもマーケティングとは何か
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マーケティングで大切なこと
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ジョブ理論 (マーケティング理論)
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「ドリルではなく穴」 への違和感の正体 (本当に望んでいること)
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本質理解の三階層
マーケティングについて興味を持ってもらえたり、1つでも気づきにつながればうれしいです。
ぜひ最後まで楽しみながら読んでみてください!
マーケティングの本質

もし 「マーケティングとは何か」 と聞かれれば、どんなイメージがありますか?
私の一言の定義は、マーケティングとは 「顧客から選ばれる理由をつくる活動全般」 です。
選ばれるとは、買ってもらえる・使ってもらえる・来店される・指名されるです。
大事なのは顧客からいかに選ばれるか、そして選ばれ続けるかです。新しく選ばれれば新規顧客、2回目以降も選ばれればリピート顧客になります。
選ばれるのを偶然に頼るのではなく、意図的に高め必然的に選ばれるようにするのがマーケティングの役割です。
顧客理解の重要性
では、マーケティングでやることの中で、最も大切なことを1つ挙げるとすれば、何だと思いますか?
あえて1つだけ選ぶとすれば、私の答えはマーケティングで最も大切なのは 「顧客理解 (人間の本質理解) 」 です。
先ほどのマーケティングの私の定義の 「顧客から選ばれる理由をつくる活動全般」 に立ち返ると、選ぶという行為の主体者は顧客ですよね。顧客から選んでもらうために重要なのは、顧客がどのように選んでいるのか、なぜ選んでくれるのかの理解です。
マーケティングの 「ジョブ理論」

ここで1つご紹介したいマーケティングの考え方があります。ジョブ理論です。
ジョブとはもともとの英語では Jobs to be done で、日本語では顧客や消費者が 「済ませたい用事」 や 「片付けたい仕事」 と訳します。
マーケティングでよく言われることに、「お客が買ったのは 1/4 インチのドリルではなく、本当に欲しかったのは 1/4 の穴である」 という言葉があります。
People don't want to buy a quarter-inch drill. They want a quarter-inch hole.
元ハーバード・ビジネス・スクール名誉教授の故セオドア・レビットの言葉です。お客が欲しかったのはドリルという商品ではなく、やりたかったのは壁に穴を開けることです。「穴を開ける」 という済ませたいことがジョブに当たります。
ジョブ理論の事例 (ミルクシェイク)
ではジョブ理論を具体的な話に当てはめてみます。
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- ミルクシェイクが買われた理由
- もう一度 「ドリルと穴」 の話
- 格言への違和感
- 穴を開けた先にあるもの
- 奥にある顧客インサイト
- 本質を捉える三階層フレーム
- マーケティングへの応用 (消費者理解の本質)
- YouTube ユーザーの顧客インサイト
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